幼穂の観察@田伝むし
幼穂(ようすい)は幼い穂、穂の元、穂の赤ちゃんです。うんと小さな筆みたいな幼穂が稲の茎の中心部にあります。
タケノコの皮を剥いていくように慎重に分解していくと出てきます。
とても柔らかいので少し油断すると折れてしまう繊細さ。
今回観察した6本では3mm~8mmという長さでしたが、ここから成長して15cm~18cmになります。
この幼穂の大きさから、あとどれくらいで出穂(しゅっすい。穂が出てくること)するかの予想ができます。
今回は3mm~8mmだったので、あと18日~20日くらいで出穂するかなぁという具合です。
ただし、天気とそれによる稲の生長の速度によって変わってくるので、天気を確認しながら、実際の稲の様子を見ながら微調整していきます。
時期によって寒さにとても弱いタイミングがあるので、その時期には気温に注意が必要です。
この小さな小さな幼穂が秋の稲穂になるところが想像できますか?良く見ると籾のような部分もありますね。